Siesta
ピュアなピアノが奏でる、美しすぎる12曲。木住野佳子 初の全編ボサノヴァ・アルバム

 
『Siesta』
   
 
   
1.
Siesta
2.
Red Blouse
3.
Primavera
4.
Antonio's Song
5.
So Many Stars
6.
Poco Brazil
7.
Siesta -vocal version-
8.
Norwegian Woods
9.
The Day Will Come
10.
Corcovado
11.
Mas Que Nada
12.
Pray For Them
UCCJ-2021
   
         
 
   
 
木住野 佳子( p, f.rhodes & key)
   
マーク・ジョンソン  (b)
  3,4,5,8,9
ダニー・ゴットリーブ  (ds)
  1,2,3,4,5,6,7,8,9
ホメロ・ルバンボ  (g)
  1,2,6,7
ニルソン・マッタ  (b)
  1,2,6,7
バシリ・ジョンソン  (pe)
  1,2,6,7
URU  (prog)
  11
書上 奈朋子  (prog)
  10
ゲスト:白鳥英美子(vo)
 
7,10
   
 

●NYでのレコーディング風景●

 
 

  木住野佳子による曲解説

 
 

1. Siesta
スペイン語でお昼寝という意味。 今年に入ってからなぜかボサノバばかり聞いていた私。ビーチでぼーっとビールでも 飲みたいなあ、などと思いながらピアノに向かうと自然にシェイカーとギターの音が 聞こえてきました。ゆったりとした午後をまどろむシエスタをお楽しみください。

2. Red Blouse / A.C.Jobim
ジョビンが作った軽快なボサノバ曲。 歌詞が付いていないので楽器で楽しむために作った曲なのだと思いますが、もともと 4拍子の曲を私は7拍子や3拍子を交えて、よりスリリングに楽しく演奏しました。 ライブで演奏しても盛り上がりますよ。

 
 

3. Primavera
イタリア語で春という意味で、一昨年のスプリング・コンサートの時に書いた曲。 美しいシンバルと優しいベースが織りなす軽快なリズムは私が最も好きな世界なので す。 春は新しい出発の季節。そんな新しい予感や希望を感じながら作った曲です。

4. Antonio's Song / M.Franks
ご存じマイケル・フランクスのボサノバナンバー。 大勢の人が演奏していますが、私はあえて3拍子で初めて途中から4拍子になるとい うアレンジをしてみました。イメージは都会的でさり気ないピアノトリオの世界。マー クとダニーの音が入った瞬間から世界ができあがりました。

5. So Many Stars / S. Mendez
とてもきれいな曲なので前から演奏してみたいと思っていたセルジオ・メンデスの美 しいバラード。 ブラジル人にはどこか日本人と通じるところがあるのか、彼らの音楽にはサウダージ (郷愁)という言葉が表すように切なくなるようなメロディーとコードが付いていま す。この曲もその一つで、悲しいけれど美しい名曲ですね。

6. Poco Brazil
私はブラジルに行ったことはありませんが、ボサノバやサンバの曲を作る時にはまだ 見ぬブラジルの景色や音が頭の中に浮かびます。この曲は私が作った楽しいブラジル。 だからタイトルはちょっとブラジル、ポコ・ブラジルです。 フェンダーローズのソロは、弾いていて気持ちよかったです。

7. Siesta -vocal-
アルバムタイトル曲に歌詞を付けました。私は日本人なんだから自分の曲に歌詞をつ けるんだったら日本語にしたいと思っていたので、シンプルですが自然に感じる事を 書きました。 そして、白鳥英美子さんの素晴らしい歌声でもう一つのシエスタが生まれました。やっ ぱり歌ってすごい。そしてあらためて、ピアニストである私は歌うようにピアノを弾 いていきたいと思ったのです。

 
 

8. Norwegian Woods / J.Lennon
毎回アルバムで取り上げているビートルズの曲ですが、今回はノルウェーの森です。 この曲はなんといってもタイトルが素敵なので、曲を聞く前から頭の中に映像が出て きます。 霧がかかる森の中の幻想的な風景。私にはそんな情景が浮かぶ曲です。

9. The Day Will Come
リズムは激しく盛り上がりなからも自己の内面に向かっていくようなこの曲はこのア ルバムの中では一番ジャズの要素が濃い曲かもしれません。 マークとダニーがスピード感があって美しい演奏をしてくれているので、私は気持ち よくその上に乗って極上の時間を過ごしました。 本当に音楽って素敵。

10. Corcovado / A.C.Jobim
異色のアレンジかな。 私は常にジャンルに関係なく色々な音楽を聞いてきたので、今の私にとって新しい試 み、そして今後の可能性を広げていく一曲だと思っています。 白鳥さんが歌ってくれて、エキセントリック・オペラの書上さんがプログラミングし てた贅沢な作品です。

11. Mas Que Nada / J.Ben
コルコバードに続き、この曲も私のもう一つの一面です。 これはまずURUさんがプログラミングしてくれたリズムに乗って、NYで好きなだ けアコースティックピアノとフェンダーローズを弾いてきました。そしてそれを日本 に持って帰って気に入ったところを使って一曲にする、という作り方をしました。 クールでお洒落なマシュケナダになりました。

12. Pray For Them
NYのWTCのテロ事件の時にマンハッタンに居合わせてから、私も人の命の尊さや 様々な事を考えました。 この曲は人々と平和への祈り、そして優しさを伝えたくて書いた曲です。 人の命は、はかないです。でも一人の人間として勇気を持って生きていきたい、優し さを忘れずにいたい、言葉にするのは下手だけれど、そんな気持ちを込めてピアノを 弾きました。

 
 
 
 
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